【特集】 萩の郷土料理deアレンジレシピ だき寿司
桜も散って寒さが和らいできました。少し前に旬のキンタロウがスーパーマーケットのお魚コーナーに並び始めた頃、キンタロウでだき寿司と萩の野菜を使って手毬寿司を作りました。
萩の郷土料理deアレンジレシピ、今回は「だき寿司」です。
〇郷土料理豆知識〇
古くからお正月や婚礼、祭り等の時、なくてはならないもので、季節の魚とおからを用いて作る。魚はそのときに獲れた小型の魚なら何でも使っていたが、現在ではキンタロウ・イワシ・アジなどが多く使われている。奈古ではイワシ刺し網で大漁の時、イワシだき寿司を作った。魚がおからを抱き込むような形をしていることから「だき寿司」と呼ばれている。
(萩元気食の会 郷土料理冊子より)
■だき寿司■
《材料(5人分)》
・イワシ、キンタロウなど 10尾
・卯の花 200g
・しょうが 少々
・砂糖 適量
・酢 適量
・塩 小さじ2
・オノミ 少々
・黒ごま 少々
・魚をしめる塩 適量
・塩、酢、砂糖 適量
《つくり方》
イラスト:Atelier Kalton (アトリエカルトン)
1.魚を3枚におろし、骨をとったものに塩をする。その後、酢で塩を洗い軽く絞り、あま酢の中につけ込む。
2、卯の花を煎り、酢・砂糖・黒ごま、しょうが、オノミを入れ味をつける。
3、卯の花を太鼓型ににぎり、1、の魚で巻く。
4、ごまを振りかける。
■アレンジレシピ / だき寿司コロッケ■
《材料/残っただき寿司/だき寿司2個で1人分》
・だき寿司 2個(×人数分)
・溶き卵 1個分
・小麦粉 適量
・パン粉 適量
・揚げ油 適量
《つくり方》
1、余り物のだき寿司の下半分に小麦粉をつけて、溶き卵にくぐらせ、パン粉をしっかりつける。
2、170℃の油でカラリと揚げる。
※そのままでも美味しいですが、お好みで甘口ソースやタルタルソースをかけてお召し上がりください。
レシピ考案 地域おこし協力隊 竹森 れい