【特集】萩のカフェ「中村船具店 むらやカフェ」

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伝統的建造物の町並みが残る浜崎地区に、創業明治25年の中村船具店が営むレトロなカフェが昨年5月にオープンしました。二人三脚でお店を創ってこられた、宮田保文さん・理恵さん夫妻にお話を伺いました。

 

カフェを始められた経緯をお聞かせください。

かつて、萩のメインストリートとして賑わっていた浜崎地区が徐々に高齢化が進んで賑わいを失い、伝統的建造物群保存地区に指定されてもなお、活気を取り戻せない中、父の他界を機に、明治の中頃から続いた船具店の空きスペースを利用して何か出来ないか?と思ったのがカフェ開店のきっかけでした。舸子(かこ)176、閂(かんぬき)168、廻(かい)69のオーナーの新井さんが、数年前から浜崎の古民家を有効活用しようされている考え方にも影響を受けました。

お店のコンセプトをお聞かせください。

地元の常連さんがゆっくりくつろげる場所、かつ、観光客の方が昔の船具を見て古民家カフェでゆっくり楽しんでいただける場所にしたいと思いました。また、来られる方には、浜崎は元より萩市を紹介できればという思いでした。

 

営業時間は何時からですか?

午前8時~午後4時です。観光客の方が朝早く朝食をとってから萩を観光したいようで、早朝に食事を提供している、むらやカフェめがけて来られます。

オープンしてからの苦労は?

飲食店経営は初めてなので、お客様が来られないと不安だし、いっぺんに満席になるとお待たせしないよう慌てふためいていました。程よく来ていただきたいのですが…。

 

 

おふたりの役割は?

主人がコーヒー担当、私が料理担当です。

メニューのこだわりは?

コーヒーは、勤めていた百貨店で取り扱っていたキョーワズ珈琲を使用しています。とてもまろやかで飲みやすく、昔から我が家ではキョーワズ珈琲をいただいていました。
料理はカレー、パニーニ、あんバターなど。カレーは萩むつみ豚を使用し、十分に炒めた玉ねぎと萩むつみ豚の脂の甘さが特徴です。パニーニのパンはパナデリアKIKIさん、トーストとあんバターはポンパドウルのパンを使用しています。野菜は、萩の榎谷農園さんとミノルファームさんが持って来られる野菜が中心です。美味しいお野菜を提供していただいているお陰で、サラダは大変人気です。

今後の展望をお聞かせください。

浜崎地区は今、徐々に活気を取り戻しつつあります。24台停められる無料駐車場もでき、観光客を受け入れる準備は着々と進んでいます。若い方にも浜崎に関わりを持ってもらい、新しい観光名所として認知されることを望んでいます。むらやカフェも微力ながらお力になれたらと思っています。

 

 

地元のお客様、観光のお客様、全てのお客様が、くつろげる場所作りを心掛けられているオーナーが、心を込めて淹れるコーヒーで癒しの時間をお過ごしください。

 

店舗情報については

⇒食べる/中村船具店 むらやカフェをご覧ください。