【特集】 萩のこだわり調味料 ~萩みそ 石戸味噌醸造場~
萩市東浜崎町にある石戸味噌醸造場。萩市に唯一残る味噌醸造だけを生業にする醸造場。「萩みそ」として、創業時より市民に愛されてきた白(米)みそと麦みそを造られています。
こまめに手作りで
石戸味噌醸造場は昭和初期。父から子へ、子から孫へと受け継がれ、当代の石戸清志氏が3代目となります。
原料を炊くのに薪からボイラーに変更し、撹拌に機械を使用する以外、製造過程は変わらず、現在も手作りで造られています。
甘味料は使用せず、麹から生まれる自然な甘味と塩加減で「萩みそ」特有の味が出されますが、塩分濃度は6%と少なく、そのため賞味期限も4カ月と短いです。賞味期限が短いとはいえ、「萩みそ」を購入される家庭は1ヶ月で1kgを使い切るところが多く、ひと月に白(米)みそ、麦みそ、各1回ずつ、消費量に合せ大量生産せず、こまめに造られています。
地元味噌醸造場の灯
ひと月に1回の仕込みと言えど、温度管理が大変な麹付けに5日、大豆を水に半日浸した後、炊き、蒸して、冷まして潰すのに2日かかります。
出来た麹と大豆をアミノ酸等と混ぜ、仕込み、発酵・熟成させます。
この工程を白(米)みそ、麦みそ、各1回。電話での注文を受け、完成された味噌を手作業で袋詰めし、少量からでも家庭に配達されています。
また、給食に使われる学校や市内飲食店、市内スーパーなどにも納品。この骨の折れる仕事を清志氏ひとりで行われています。
「後継者はいません。私が辞めたら奥さんがするかもしれませんが…。」と清志氏。萩市最後の味噌専門醸造場として、力の続く限り、その灯を守り続けられています。
萩みそ(白みそ)
米麹を使った塩分をおさえた甘口の米みそです。
白みそ特有の香りや甘味は、食材の旨味を引き立ててくれる手作りのみそです。
1.0kg
萩みそ(麦みそ)
麦麹を使った塩分をおさえた甘口仕込みの麦みそです。
麦麹の香りと甘さに、大豆の旨味をほどよく調和させた手作りのみそです。
1.0kg
基本情報
住所 山口県萩市東浜崎町1区59
電話番号 TEL:0838-22-1009 FAX:0838-22-1009
営業時間 8:00~18:00
休日 日曜日
駐車場 2台
見学 なし
萩市ふるさと寄付
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