【特集】火山が生んだ自然の恵み 千石台(せんごくだい)大根のご紹介

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毛利藩の隠し畑として、穀物を千石収穫してことからこの名がついた「千石台(せんごくだい)」。
萩市むつみ地域の「千石台」は、溶岩が噴出した玄武岩の台地で、古くから農地として利用されてきました。溶岩の上は平らで日当たりと水はけが良く、農地としてふさわしい環境です。火山性土壌と標高400m~500mの比較的冷涼な気候を生かし、夏秋を中心に畑作栽培が行われていました。昼夜の寒暖差の大きな山間地域で、まとまった平地を確保できるのも、農作物栽培の利点です。

 

「千石台大根」として栽培される品種は「青首大根」で、普段市場に出回っているのはこの品種です。萩市では、昭和40年代から「千石台大根」の栽培を始めたといわれ、現在では山口県産の大根の大半は、千石台で作られています。

大根の選び方として、しっかりと太って重みがあり、肌が白くてキメ細かく、ハリのあるものが美味しいと言われています。大根の表面にある細いヒゲのような根が短く、葉がしっかりとしているものが新鮮です。葉付きの大根は、根の養分が葉に取られてしなびてくるので、葉を切り落として保存すると長持ちします。

「千石台大根」は、ミネラル豊富で甘味があり、肉質は柔らかく煮崩れしないのが特徴。淡泊な味のため様々な料理に合い、部位によって味が違うので、使い分けることでより美味しく食べることが出来ます。葉に近い上の部分は甘味があるので、サラダや煮物に向きます。下の部分は辛味が強いので、大根おろしや漬物に向きます。葉や皮も炒め物などに利用して、無駄なく食べることが出来ます。

出荷時期は、5月下旬~12月上旬で、長い期間楽しむことが出来ます。
ぜひ、「千石台大根」をご賞味ください。

 

「千石台大根」について詳しく知りたいかたは、

⇒萩の食材/千石台大根
⇒つくり手 千石台大根「平野ファーム」平野喜代治さん

をご覧ください。