黒くてホクホクの柔らかい土でのびのび育った「千石台だいこん」

  • 5月下旬~11月上旬
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千石台だいこん
Sengokudai Daikon

萩市むつみ地域の千石台は、熔岩が噴出した玄武岩の台地で、徳川幕府時代に毛利藩によって開墾され、言い伝えによると穀物が千石とれていたことから、千石台と呼ばれているそうです。その後、荒地となりましたが、戦後入植が始まり、比較的冷涼な気候を生かし、昭和40年代から盛んに青首だいこんが栽培されるようになりました。
現在では、生産技術も近代化が進み、山口県内最大の大根産地として、その名を広く知られています。

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黒くてホクホクの柔らかい土で、大根がのびのび育つ

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千石台には黒ぼく土壌と呼ばれる黒い土の畑が広がっています。黒ぼく土は火山灰由来の土で、黒くてホクホクしていることから黒ボク土と呼ばれており、保水性や透水性が良く、土がとても柔らかいことから大根がのびのび育ちます。
また、千石台の畑は標高400m~500mのところにあり、昼夜の気温差が甘みのある品質の高い大根を育てます。

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一般には知られていませんが、千石台だいこんの収穫は夜間に行います。これは、気温の低い夜間に収穫することにより、鮮度抜群の状態で出荷できるからです。生産者の中には「収穫中は遠く日本海に漁火が見えるよ」と言われる方もいます。

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5月下旬~11月上旬に山口・広島・福岡へ出荷されます

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千石台だいこんの出荷期間は5月下旬~11月上旬で、山口県内をはじめ、広島・福岡へ出荷しています。萩市内ではスーパーや直売所等で購入できますので、是非手に取ってみてはいかがでしょうか。