小さいながら、ふんわりとした身と独特の甘味のある味わいが魅力の「金太郎」

  • 11月〜3月(6月~7月の禁漁期間以外の時期も萩では豊富な水揚げがあります)
Loading
Share

金太郎Kintarou

萩市でむかしから食べられてきた「金太郎」。金太郎はヒメジの地方名で、なぜそのような呼び名になったか分っていませんが、地元では親しみを込めて呼んでいます。口先に餌を探索する黄色いヒゲが2本あり、山羊をイメージさせることから、英名はgoatfishとなっています。

画像:金太郎

ふんわりとした身と独特の甘味のある味わいが魅力

画像:金太郎

金太郎は体長15cmほどの魚で、ふんわりとした身と独特の甘味のある味わいが魅力です。萩の見島沖に大きな漁場があり、萩の漁港から近いため、高鮮度の状態で運ばれてきます。旬は11月〜3月ですが、6月~7月の禁漁期間以外の時期は、萩では豊富な水揚げがあります。

  • 画像:金太郎
  • 画像:金太郎

フランス料理に用いられる高級魚「ルージュ」の近縁種であることが知られてからは、金太郎が一躍有名になりました。
小魚で漁獲の対象にならないという理由から全国的には一般的なお魚ではなく、スーパーの店頭に並んでいるのは萩地域ならではです。

甘みのあるホクホクの白身にお箸が止まらない。

画像:金太郎の焼き

大きくても20cm程度の小魚ですが、ほんのりとした甘みと旨みは、マダイなどの白身魚にも引けをとらない味わいです。地元では焼き物、天ぷらがポピュラーで、特に天ぷらは白身がホクホクしており、上品な味を堪能できます。
また、鮮度のよい金太郎を炙って握る炙り寿司は、鮮やかな朱色が見た目にも美しく大人気です。

画像:金太郎の握り