【特集】萩の食を楽しむデザインマンホールめぐり
萩市には、地域の魅力あふれるデザインマンホールが13種類もあります。
その中から、萩の豊富な食資源を題材としているものをピックアップしてご紹介します。
萩地域【城下町の白壁・夏みかん】
萩市の歴史と文化を象徴する白壁の町並みと、明治維新の志士たちが生活の糧とした夏みかんを描いたデザインです。夏みかんは、古い実と新しい実が同時になることから「代々続く縁起物」とされ、市の果樹に指定されています。このデザインは、全国で発行されている「マンホールカード」にもなっています。
大井浦地区(日本海立岩・離島を背に沈む夕日・ウニ・サザエ)
日本海にそびえる立岩は、江戸時代に萩市と阿武町の境界となった岩で、背景には離島の「大島」が見えます。ウニは萩近海で獲れる「赤ウニ」で、サザエはトゲのあるのが特徴的です。日本海の荒波に耐えるウニとサザエは、萩市の海の幸の代表格です。
大島地域【タバコの葉・鯵(アジ)・大島】
萩市には火山の噴火でできた離島が6島ありますが、その中で最も大きいのが「大島」です。大島は、漁業とタバコ栽培が盛んな島で、鯵は「萩の瀬つきあじ」としてブランド化されており、やまぐちブランドにも認定されています。タバコは、見島(みしま)や相島(あいしま)などの他の離島でも作られており、島民の生活を支えています。
川上地域【鮎(アユ)・阿武川・柚子】
川上地域は、昭和30年代から過疎対策として柚子栽培を始めた地域で、今でも原木が自生しています。柚子は、香り高くて酸味が強いのが特徴です。阿武川は、萩市の中心部を流れる川で、水道水や農業用水の水源となっています。阿武川ダムの下流では、カヌーなどのレジャーが楽しめます。鮎は、阿武川上流の長門峡(ちょうもんきょう)で獲れる美味しい魚です。
田万川地域【旧田万川町シンボルマーク「たま坊」と「ふるふる」】
旧田万川町のシンボルマークとして作られたキャラクターです。「たま坊」は、魚をモチーフにしたキャラクターで、江崎漁港で水揚げされる新鮮な水産物を表現しています。「ふるふる」は、桃をモチーフにしたキャラクターで、田万川地域の南部の小川地区で栽培される甘くてジューシーな桃を表現しています。
むつみ地域【メロン・トマト・大根】
むつみ地域は、自然豊かな大農業地帯です。むつみ地域の山間部では、農地にふさわしい肥沃な黒ぼく土壌と、標高400~500mの比較的冷涼な気候を活かし、多くの農産物を生産しています。メロン・トマト・大根の3種は、旧むつみ村時代からの特産品です。メロンはそのほとんどが市外へ出荷され、トマトや大根は加工品としても出荷されています。千石台(せんごくだい)は、県内最大の大根の産地です。
他にも、地域の魅力を伝えるデザインマンホールがたくさんあります。
(詳しくは、⇒萩市 ホームページ/デザインマンホールの紹介をご覧ください。)
萩市のデザインマンホールを巡りながら、個性豊かな地域の食を堪能する旅はいかがでしょうか。