【特集】 萩・阿武の日本酒 6蔵がGIに指定されました！
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萩市と阿武町の6蔵が製造する日本酒が、「地理的表示（GI）」に指定されました！
2021年3月、萩市と阿武町にある６つの酒蔵が製造する日本酒が、酒類では中国四国地方では初めて、地域の風土と結びついた特産品を保護する国の制度「地理的表示（GI）」に指定されました。
酒類のGI制度とは
「生産基準産地で収穫した米と、採取した水を用いて、産地内で製造・貯蔵・容器詰めを行っているもの」などを基準として、ある特定の産地ならではの特性（品質、社会的評価等）が確立されている場合に、当該産地内で生産され、生産基準を満たした商品だけが、その産地名（地域ブランド）を独占的に名乗ることができる制度です。（国税庁が指定）
GI指定を受けたことにより、地域ブランドによる保護効果や差別化、特産品として国内外の消費者の信頼性の向上など、様々な付加価値が高まる効果が期待されます。
「GI 萩」指定6蔵
岩崎酒造株式会社（萩市東田町58）
有限会社岡崎酒造場（萩市川上464-1）
株式会社澄川酒造場（萩市中小川611）
中村酒造株式会社（萩市椿東3108-4）
八千代酒造合名会社（萩市吉部下3306）
阿武の鶴酒造（阿武町奈古2796）
「GI 萩」の酒類の特性
米のふくよかさと、上品な旨味、爽やかさを主体とし、香りはライチや新緑を感じることができる。吟醸酒はさらにリンゴやパイナップルといった果物の爽やかな香りを感じることができ、余韻には、一定の旨味が残りつつ、切れの良さが食事の邪魔にならない。
指定された銘柄には、「GI 萩」マークが貼られ出荷されます。
■岩崎酒造■ 岩崎 喜一郎 さん
「岩崎酒造の『長陽福娘』は、飲む人に寄り添い、お料理に寄り添うやさしくなめらかな味わいのお酒です。」
ーGI指定を受けて
「世界に誇れる日本酒の聖地になれたらと思います。指定に向けて準備する中で、萩は本当に素晴らしいところだなと思いました。」
■岡崎酒造場■ 岡崎 考浩 さん
「岡崎酒造場の「長門峡」は、芳醇な香りで口当たりがまろやかな辛口のお酒です。」
ーGI指定を受けて
「『GI 萩』を日本や世界に向けて、地域ブランドとして広く発信出来たら良いと思っています。」
■澄川酒造場■ 澄川 宜史 さん
「澄川酒造場の『東洋美人』は、稲をくぐり抜けた水でありたいとの思いを胸に、地元萩産の米、蔵の裏山から湧き出る水の良さを生かし、奇をてらわず、常に王道の酒造りを目指しております。そして、美しさ、品質両面で100％の日本酒を造ることを意識し、飲んで頂けます全ての皆様に喜んで頂けるような日本酒でありたいと思っております。」
ーGI指定を受けて
「指定頂きました商品は、地元萩で育てて頂いたお米と、蔵の裏山から湧き出る水を使い、生産から精米、醸造に至る全てが『萩』で完結し、味と香りの全てで『萩』を感じて頂ける商品となっております。『GI 萩』として指定頂きましたことにより、商品の信頼性が高まり、地域ブランドとして幅広く皆様に知って頂くことができ、また発信力も高めることが可能となりましたが、安定した品質のお酒を造り続けて行く責任も今まで以上に感じております。」
■中村酒造■ 中村 雅一 さん
「創業明治35年、毛利時代に築かれた姥倉運河そばにある酒造です。代表銘柄は『宝船』。飲んだ方に福が訪れるめでたい酒として、昔から萩の皆様に親しまれています。現在は経営者杜氏として親子２人で昔ながらの酒造りを守りつつ、新しい時代の日本酒造りにもチャレンジしております。どうぞよろしくお願い致します。」
ーGI指定を受けて
「多くの皆様のご協力により、『GI 萩』を取得することができました。これからは6蔵協力し地場の皆様をはじめ国内外の多くの方に『GI 萩』の酒を飲んでいただけるよう頑張ってまいりたいと思います。」
■八千代酒造■ 蒲 久美子 さん
「八千代の純米大吟醸は、香りは控えめで、ほのかな甘みが特徴です。萩の白身魚ととても相性の良い食中酒です。」
ーGI指定を受けて
「10年後、20年後、さらには100年後、世界中の人から『萩の日本酒』が認められ、『GI 萩』というブランドに恥じない日本酒を造りたいと思います。」
■阿武の鶴酒造■ 三好 隆太郎 さん
「山田錦の旨味を大切にしながら、スッキリ爽やかなキレのある辛口のお酒です。」
ーGI指定を受けて
「多くの方の力を借りて2017年酒造りを再開することができました。『GI 萩』を少しでも多くの方に知って貰えるよう、頑張っていきたいです。今後もよろしくお願い致します。」
